建設業許可のメリット・デメリット

先生、建設業許可を取れば、大きな仕事を受けることができるっていうのは、建設業者さんにとって大きなメリットですよね。
ほかにも、建設業許可を取ることのメリットはあるんですか?

そうだね、建築一式工事であれば、1500万円以上の工事や延べ面積150㎡を以上の工事を請け負うことができるし、それ以外の工事であれば500万円以上の工事を請け負うことができるよね。
ほかにも建設業許可を取るということは、いわば、お役所のお墨付きをもらうってことになるわけだから、信用度が上がるよね。
取引先や元請け業者、それに金融機関に対しても大きな武器になると思うよ。工事を請け負う場合でも建設業許可を取得していることが条件である場合もあるし、金融機関によっては融資を受けるときに建設業許可を取得しているかどうかが判断材料になることもあるんだ。

そうですよね。工事を頼む側も建設業許可を取得している業者と取得していない業者だったら取得している業者を選びますよね。

それと、公共工事を請け負うには、入札というのに参加しないといけないんだけど、入札に参加するためには「経営事項審査」っていうものを受けておかないといけないんだ。
で、その経営事項審査を受けるためには建設業許可を取得しておく必要があるんだよ。

つまり、公共工事を受けたいと思うのなら、建設業許可を取っておかないと入札にも参加できないってことですね。

(経営事項審査のことがとんでるけど、わかってるのかな)ま、簡単にいえばそういうことかな。

先生、なんか説明するのがじゃまくさくなってませんか?

いやいや、そんなことないよ。

じゃ、逆にデメリットってあるんですか?

うーん、デメリットと言えるかわからないけど、お金がけっこうかかるかな。新規の申請で9万円。大臣許可だと15万円をお役所に払わないといけないからね。。

ダイジンキョカ?

あ、建設業許可には知事許可と大臣許可っていうのがあるんだけど、これはまだ言ってなかったね。また、後で説明するね。とりあえず、お役所に払うお金がまずいるよ、ってこと。

けっこういりますね。私の1か月のバイト代ではとても足りないわ。

それに、自分で申請してもいいけど、とても大変だと思うし、大体の人は先生たちのような行政書士に頼むことになるんやわ。そうすると、行政書士に払うお金もかかってくるわな。

なるほど、そういうことですね。他には?

うーん、これもデメリットになるかどうかはわからないけど、建設業許可を取得すると年1回決算報告をしないといけないことかな、それに5年に1度の更新手続きもしなくてはいけませんな。あと会社に変更事項が出たときには、変更手続きもしないといけませんね。

変更事項ってなんですか?

例えば経営業務の管理責任者や営業所の専任技術者が変更したときとか、結婚して名前が変わったときとか。営業所を新しくたてたり、引っ越したりしたときとか。ま、最初に提出した書類に書いたことから変更があったときやね。

けっこう、面倒くさいですね。結婚の挨拶状も出さないといけないんですか~?

いや挨拶状はいらないよ。

冗談ですよ(笑)。変更届ですよね。でも、そういうのがあるから、信頼のできる会社ってなるんですよね。

そうやね。最初は手間も費用もかかって大変やけど、会社の信頼っていう目に見えないものを許可という形であらわしてくれて、それによって、受注が増えて、会社も大きくなるというほうが大きいメリットやね。杜若兵主行政書士事務所に任せていただければ、新規申請だけでなく、そのあとのアフターフォローもしっかりやらせていただきますよ~

先生、だれに宣伝してるんですか!

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